定期テストの勉強法/国語 №1 教科書の音読

5月末には中間テストが実施されます。

お子様が進学・進級して最初の定期テストです。

しっかり準備し、好スタートを切ることができますように!

そんな願いを込め、「定期テストの勉強法」を数回にわたってお伝えしたいと思います。

前もってお断りしておきますが、「特別な秘策」をお伝えするわけではありません。

勉強法の基礎・基本と、定期テストならではの勉強法です。





国語篇

 その1 教科書の音読から

 その2 漢字練習は、何度も書く より 何度もテスト

 その3 「学校のワーク」は1巡目の正答率がカギ

 その4 設問に対する答え方の決まり

目次

その1  教科書の音読から

いきなりですが、質問です。

定期テストとはどのようなテストでしょうか?

(こんな質問から始まって戸惑わないで。意外と重要なので。)

答えは、「教科書で学んだことをどれだけ理解しているかをチェックするもの」です。

実力テストや入試などは、本文を初見で読み取らねばならず、論理的に読み解く真の実力が必要になります。

勉強を粘り強く積み重ねていかなければ、なかなか結果につながりません。

それに対して定期テストは、大半がすでに学んだ教科書から出題され、範囲も狭いので

短い見通しで勉強を進めることができます。

つまり、定期テストは「準備さえしておけば、高得点が取れるもの」とも言えます。

まずは定期テストで満足のいく結果を出せることをめざしましょう。

良い結果は自信につながり、自信がやる気を引き起こし、勉強だけでなく、

学校・家庭生活、家族関係など、様々な場面で良い循環を生み出します。





さて、本題。2つ目の質問です。

国語の定期テストの勉強は、最初に何から始めればいいのでしょうか?

(もちろん、学校の授業をまじめに受けておくことは大前提です。)

「学校のワーク」と答えた人は間違いです。

答えは「まずは教科書をしっかり読むこと」。

繰り返しになりますが、定期テストは、ほぼ100%教科書から出題されます。

教科書を前もって何度も読むことで漢字の読みや内容の理解も深まり、テスト本番は、

本文を読む必要がないほどに、スイスイと設問に応えていくこともでき、心に余裕もできるでしょう。

特に、黙読ではなく音読することをお勧めします。

*声に出して読むことで、漢字や文章が視覚だけでなく聴覚的な情報としても処理され、

 記憶に残りやすいと言われています。

*黙読では、誤読を見逃しがちです。音読すると、意識的に漢字や語彙、文意や論理をしっかり

 とらえようとするので、誤読が減ります。誰かに音読を聞いてもらうことができれば、尚良しです。

 (漢字などの読み間違いにも気づいてもらえます) 

*穴埋め問題などは、実力テストでは論理的に考えて本文の中から適切なものを

 探し出さなければなりませんが、定期テストでは読み慣れているのですぐに探し出すことができ、

 場合によっては覚えてしまっていて探さなくても答えられるかもしれません。





もちろん、音読は定期テストに役立つというだけではありません。

教科書に掲載されている教材はすばらしいものばかりです。

何度も音読することで、言葉遣いや表現技法などが自然と身に付き、日常のコミュニケーションの中で

十分に生かされていくはずです。

余談ですが、先日友人と陶芸の森に行きました。

高台を散策していたら友人が突然、詩を暗唱しだしました。

小学校の時に覚えた詩が、景色を見ていて突然、湧き出てきたそうです。

詩によって、目の前の景色がぐんと深みを帯びた情緒豊かなものに変わった気がしました。





尚、教科書の音読の回数は、お子様により異なります。

国語が不得手なお子様は、何度も繰り返すことが必要です。

ただし、無理をして嫌気がさしてしまっては逆効果。

例えば、2日に1回4ページずつ音読し全部で3巡するなど、ルールを決めておくとよいでしょう。

最初から最後まで通しで読む方がベターではありますが。

音読が好きな人・得意な人は、例えば、2巡目は人物設定の仕方に着目して読んでみようなど、

目的意識的に読むといいでしょう。

繰り返し音読しようとすると、相当な時間がかかるのも事実です。

テストの直前に読もうとしても失敗します。

計画的に取り組みましょう。





まずは実行に移してみてください。

教科書音読の効果は、「ワーク」に取り組む時にまず実感していただけると思います。

(つづく)

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この記事を書いた人

堀畑 正浩 堀畑 正浩 個別指導志祐舎 塾長

長年大手製造業に勤務をしていたが、知人から塾業界に誘われ、塾業界の魅力に取りつかれ転身。未来ある子供たちと関われる塾の仕事が今では天職だと感じている。
某地元塾に8年間勤務し、2000年に独立し、志祐舎 中央教室を彦根市に開校。2015年には市内戸賀町に戸賀教室を開校し、現在に至る。塾歴は27年。

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