2026年度滋賀県公立高校入試から見えた「これから本当に必要な力」とは
いつもご覧いただきありがとうございます。
志祐舎塾長の堀畑です。
今回は、5月29日に滋賀県教育委員会から発表された「2026年度滋賀県公立高校入試のまとめ」をもとに、今年の入試から見えてきた今後の学習の方向性についてお話ししたいと思います。
今年度は入試制度の変更に加え、試験日程も早まりました。私たち塾関係者にとっても、これまで以上に対応が難しい入試だったと感じています。
もともと滋賀県の公立高校入試は全国的に見ても難易度が高いと言われていますが、今年はさらに一段階難しくなった印象を受けていました。
実際に受験を終えた生徒たちからも、
「時間が足りなかった」
「問題文が長かった」
「何を聞かれているのか理解するのに時間がかかった」
という声が多く聞かれました。
そして発表された結果を見ると、その印象は決して間違いではありませんでした。
平均点は英語と数学が30点台、国語・理科・社会も40点台という非常に低い結果でした。
特に数学では、正答率0.0%の問題が2問、0.1〜0.4%の問題が3問もありました。
5教科合計の平均点は約205点。
これは近年でもかなり低い水準であり、今年の入試がいかに難しかったかを物語っています。
もちろん、このような難問をすべて解ける必要はありません。
むしろ大切なのは、「みんなが取れる問題を確実に取ること」です。
難しい問題に目が行きがちですが、入試では基礎・基本を確実に得点できる生徒が結果を出します。
そして、その土台となるのが読解力です。
近年の入試問題は単純な知識問題が減り、文章や資料を読み取り、自分で考え、判断する問題が増えています。
例えば数学であっても、計算力だけでは解けません。
問題文を正しく読み取り、条件を整理し、何を求めるのかを理解する力が必要です。
理科や社会も同様です。
資料やグラフを読み取り、自分の知識と結び付けながら考察する問題が増えています。
つまり、すべての教科において「読む力」が求められているのです。
今年の入試結果を見て、改めてそのことを強く感じました。
実際、当塾では以前から国語力の育成を重視してきました。
その結果、今年の受験生たちも「国語が一番できた」という生徒が多く見られました。
もちろん国語の点数が良かったことは嬉しいことです。
しかし、私たちが本当に価値を感じているのは、国語で身につけた力が他教科にも活かされていることです。
読解力がある生徒は、数学の問題文を正確に読み取ることができます。
英語の長文も内容を整理しながら理解できます。
理科や社会の資料問題にも落ち着いて対応できます。
つまり、読解力はすべての教科の土台になる力なのです。
また、社会に出てからも読解力や思考力は非常に重要になります。
AIが発達し、知識だけであれば誰でも簡単に手に入る時代になりました。
だからこそ、情報を正しく読み取り、自分で考え、判断する力の価値はますます高まっています。
受験勉強は単に高校に合格するためだけのものではありません。
将来社会で活躍するための土台づくりでもあります。
志祐舎では、「問題の解き方を教えるだけ」の指導ではなく、自ら考える力、読み取る力、そして学び続ける力を育てることを大切にしています。
そのために、小学生から国語力や語彙力を養う指導に力を入れています。
一見すると遠回りに見えるかもしれません。
しかし、長年子どもたちを見てきた中で、この土台がある生徒ほど中学・高校で大きく伸びることを何度も見てきました。
今回の入試結果は、「読解力が重要」と言われ続けてきた流れが、さらに加速していることを示しているように感じます。
これからの時代に必要なのは、単なる暗記力ではありません。
文章を正しく理解し、自分で考え、表現できる力です。
志祐舎は今後も、子どもたちの将来につながる本質的な学力を育てる指導を続けていきたいと思います。
最後に、滋賀県教育委員会が公表した入試結果の資料を掲載しておきます。https://www.pref.shiga.lg.jp/file/attachment/5614086.pdf
データをご覧いただくと、今年の入試の難しさがより実感できると思います。
保護者の皆さま、お子さまの学習についてご不安なことがありましたら、お気軽にご相談ください。
一人ひとりに合った学習方法を一緒に考えていければと思います。


