定期テストの勉強法/国語 №3 「学校のワーク」

学校の勉強は、学校の授業 + 学校のワーク の両輪で成り立っている

今年度、中学生の教科書が改訂されました。

特に英語は難易度がかなり上がり、単語などを覚えることも圧倒的に増えました。

英語に限らず、学校の授業は学ぶことがいっぱいです。

そのため、学校では解き方や考え方は教えてもらえるけれど、それを演習する時間はありません。

学んだことを演習し定着させるために学校から配布されているのが「学校のワーク」。

学校の勉強は、学校の授業+学校のワークの両輪で成り立っているというわけです。

だからこそ、定期テストに向け、期限までに提出することを厳しく求められるのです。

やっつけ仕事で「学校のワーク」に取り組んでいると、早々に基礎がグラグラしだし、

学校の授業についていけないということにもなりかねません。

「学校のワーク」を使って丁寧に学習を進め、学んだことをしっかり定着させていきましょう。

「学校のワーク」の取り組み方

塾で予習を進めていた人も、定期テストの4~3週間前からは、学校の「ワーク」をつかって復習に切り替え、

定期テストの準備を始めましょう。

「学校のワーク」は、一通り取り組んで学校に提出すればよい、というものではありません。

「学校のワーク」は、できなかった問題を中心に3巡以上取り組むことが理想です。

1巡目は、現状の実力で取り組みます。

教科書を見たり、調べたり、誰かに教えてもらったりして解いてはいけません。

1巡目は、できる問題とできない問題の仕分け作業だと思って下さい。

できなかった問題をできるようにするというのが基本的な勉強の仕方なので、

できない問題がどれなのかを明確にする必要があるからです。

ポイントは、1巡目で正答率を高くしておくことです。

そのために必要なのが その1でお伝えした教科書の音読と、その2の漢字練習です。

音読や漢字練習を十分にした後に「学校のワーク」をすると、正答率は高くなります。

逆にそれらが不十分だと正答率は低くなります。

例えば、10問中2問しか正答していなかった場合、間違えた8問を理解し直さないといけません。

相当根気よく見直しをしなければならないので、途中で嫌になり雑な勉強になってしまいがちです。

それに比べ、10問中8問正答していれば、間違えた2問だけを理解し直せば良いので、

こちらはそこまで根気が必要ではありません。

テスト勉強のモチベーションを維持していくためにも、1巡目で正答率を高くしておくことが大切で、

だからこそ音読や漢字練習が必要なのです。

もう一つのポイントは、丸付けの仕方です。

*丸付けは、1~2ページ単位でしましょう。

 どのように考えて答えを出したか、覚えている状態で採点をしないといけません。

 だから何ページも解いた後にまとめて丸付けをする方法は一見良いように思えてダメな方法です。

*丸付けは、自力で解けた正解だけを〇にして、教科書を見たり、調べたり、

 誰かに教えてもらったりして正解したものは△にし、区別できるようにしておきましょう。

丸付けが終わったら、△と×がついたところの解答と解説を熟読し、理解を深めます。

自分自身で解決できない場合は、学校の先生や友達、塾で質問をして解決しましょう。

2巡目以降は△と×のみ解き直します。

△や×をゼロに近づけていきます。

何巡するかは、お子様が何点を目標にするかによって変わってきます

最初に何点を取りたいか、目標を立てておくと気合も入りますね!

3巡以上して△や×がなくなったら(減ったら)、最後の1回はすべて解き直すようにしましょう。

余裕がある人は、更に教科書準拠教材に取り組むことをお勧めします。

つづく

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この記事を書いた人

堀畑 正浩のアバター 堀畑 正浩 個別指導志祐舎 塾長

長年大手製造業に勤務をしていたが、知人から塾業界に誘われ、塾業界の魅力に取りつかれ転身。未来ある子供たちと関われる塾の仕事が今では天職だと感じている。
某地元塾に8年間勤務し、2000年に独立し、志祐舎 中央教室を彦根市に開校。2015年には市内戸賀町に戸賀教室を開校し、現在に至る。塾歴は27年。

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