こんにちは。志祐舎塾長の堀畑です。
前回のブログで「2021年度滋賀県公立入試まとめ その1(英数国)」について、
私なりの考えを書かせていただきましたが、
今回は「その2(理社)」をお送りします。
では、まず理科についてです。
理科の平均点は、47.4点でした。
決して易しくはありませんが、例年理科の平均点は低いことが多いので、過去5年間で言うと一番平均点は高かったです。
因みに過去5年間の平均点の推移は、2017年度(38.3点)→2018年度(41.7点)→2019年度(39.0点)→2020年度(39.9点)→2021年度(47.4点)となっています。
出題については、生物、物理、化学、地学の4分野から平均的に出されていました。
これも例年通りです。化学→生物→地学→物理という順番で出題されていましたが、物理分野が難しかったようです。
分野ごとの正答率平均は、化学48.5、生物53.0、地学53.0、物理18.5となっており、物理分野での深い理解が必要でした。
やはり、思考力、判断力、表現力が求められており、その力をつけることが大切です。
最後に社会の結果です。
平均点は40.3点となっており、過去5年間では一番平均点が低いテストでした。
80点以上が取れた受験生は極端に少なかったようで、歴史分野で苦戦した受験生が多かったです。
各分野の正答率平均は、地理44.1%、歴史23.5%、公民40.8%となっています。
社会は暗記と思われることも多いですが、決して暗記しておけば得点が取れるということはありません。
もちろん、知識を習得することは必要ですが、資料やグラフから読み取り、広い範囲の知識と絡めて考察し、的確に表現する力が求められています。
すべての教科に対して言えることは、論理的思考力をつけ、知識を活用できること、また、的確に表現できる文章力なども必要です。
そのために必要な対策としては、国語力を鍛えることが土台を築くことになると思います。
読解力や文章力を育てつつ、資料やグラフの読み取る訓練、実験結果やデータから論理的に思考する訓練が必要な時代になってきています。
一朝一夕でつく能力ではないので、日ごろからコツコツ取り組む必要性を感じます。
受験を今後控えている方は参考になさってください。
では、今日はこの辺で。
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