こんにちは。
志祐舎塾長の堀畑です。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
今日はめっきり寒くなってきましたね。
体調くずされないようにご自愛くださいませ。
さて、AI(人工知能)が世の中に出てきて、いろいろなことが大きく変わってきています。
「ソサエティ5 .0 すぐそこの未来」というイメージ動画があるのですが、これは近未来の状況を紹介している動画です。
これでは、AIスピーカと会話ができ、頼んだことをAIスピーカがやってくれます。
AI家電の冷蔵庫が冷蔵庫にある食材からメニューを提案してくれます。
遠隔診療も受けられて、自宅にいながら診察が受けられます。ドローンが宅配便を配達してくれます。
これはあくまでイメージ動画ですが、近未来には現実に起こり得ることですね。
数年前までは想像もつかなかった車の自動運転などはすでに現実となっているわけですから、上記のことが現実となってもなんら不思議なことでもありません。
ではそんな時代を生きていく今の子供たちに必要なことは何でしょうか?
これからの時代は、AIに頼ることが難しい能力が必要になりますので、私はやはり読解力や創造力、論理力、コミュニケーション力などではないかと思います。
計算や暗記などのようなことはAIの得意分野なので、徐々に人間にとっての必要性は下がってくるように思います。
もちろん社会生活を送る上で、最低限の知識は必要です。まったく計算や暗記ができていないということでは困ります。
しかし、AIが得意ではない分野が人間の能力として必要になってくることは言うまでもありません。
読解力や創造力、論理力、コミニケション力のベースになるのは、やはり国語力です。
昔は、日記を書いたり、手紙を書いたりということが当たり前だった時代でしたが、今ではパソコンやタブレット、スマホですべてが済んでしまいます。確かにスマホなどで文章も打ったりしますが、絵文字なんかを使って表現できたりもするので、文章を伝わりやすいように考えるということも希薄になっているように思います。
このような時代だからこそ、小学生のうちに読解力をつけていってほしいと思います。
そのためにはまず語彙力というのがとても大切になります。
読解力はどちらかというと行間を読み解く力です。しかし、語彙力がなければ行中さえ読み取れません。
学校での勉強だけで語彙力をしっかり身に着けることは難しいです。
小学生までなら親御さんと一緒に過ごす時間が比較的多くあると思いますので、この時に語彙力を身に着けてもらいたいのです。
そのためには家族の方ができるだけお子さんと会話をしてください。それも無理に子供に合わせて易しい言葉を使わなくてもいいです。むしろ大人の言葉で伝えてあげてください。
家族の関係であれば意味がわからなければ聞いてくれると思いますので、その都度教えてあげてください。
そうすることで語彙力がどんどん増えていくのです。
小学生で語彙力の多い子と少ない子では3000語くらいの語彙力の差がつくと言われています。
子供同士の会話では、そこまで語彙力が増えるとは考えにくいので、やはり大人の関与が必要です。
中学生になれば思春期になり、親から離れていったり、避けるようになってしまったりします。
これはこれで自立する上で大切な時期なのですが、接触が少なくなってしまうのは事実です。
そのため、ぜひ幼児や小学生のうちにお子さまと話す機会を増やし、会話をしていただければと思います。
この時期にどれだけ語彙力を身に着けられるかはとても大切で、これがベースになって読解力や論理力を育てることにつながると思います。
読解力はすべての教科の土台になります。この力をつけることでどの教科にも良い影響が出ることは言うまでもありません。
保護者、ご家族の皆様、よろしくお願いいたします。
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